教育・研修制度
新人研修(入社1年目)
札幌での本社研修(3日間)
社会人としてのビジネスマナー、考え方などの マインド研修、接遇などを同期と一緒に学びます。
研修店舗での実習(4〜7月)
しっかりと期間別に教育カリキュラムを組んでいますので、ステップを踏みながら徐々に対応できることを増やし、確実に成長していくことができます。
4月〜 |
調剤業務(ピッキング、散剤、水剤、軟膏調剤) 投薬業務 PCCMやMIの勉強会への参加 |
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5月〜 |
予製監査 トレーシングレポート作成 OTC販売業務 リスク管理研修 |
6月〜 |
監査業務 上部消化管内視鏡検査研修 |
7月〜 |
残薬調整業務 在庫管理 在宅業務 地域活動への参加 |
PCCM(Patient Centered Clinical Method:患者中心の医療の方法)
医学・薬学の科学的な根拠に基づく診断・治療に加えて病気を持った一人ひとりの患者さんの思いや悩み家族や仕事などの環境・背景も考慮した上で、患者さんに寄り添った治療・ケアを展開する臨床技法を学べます。
MI(Motivational interviewing:動機づけ面接法)講座
生活習慣病をもった患者さんの食事・運動療法や、禁煙治療などにおいて「わかってはいるけれど、やめられない」という人に対してただ一方的に情報提供するのではなく、患者さんが主体的に行動できるようアプローチする面接法を学べます。
他店舗での追加研修(8〜3月)
センター薬局にはクリニック、総合病院、地域の基幹病院など様々な医療基幹の前に店舗を構えていますので、複数の店舗を回っていただきながら様々な経験(施設在宅業務、処方箋応需数の多い店舗の業務、少人数で運営する店舗の業務、地域の家庭医と密に連携している業務)を積んでいただきます。
家庭医とは?
内科・小児科の病気を中心に、外科や整形外科、皮膚科、耳鼻科、精神科などの一般的な病気に広く対応できる医療知識や技術を持ち、自分で治療できる範囲を的確に判断した上で、専門医の力が必要な場合は専門病院にも紹介することができるような医師。特に医師が不足しているような地域においては必要不可欠な存在。
2年目研修
新人研修の成果報告会(CPGフォーラム)
1年間学んできたことを各自が振り返り、資料にまとめて発表する場を設けています。
自分がやってきたことをまとめて発表することは本人の成長につながるとともに、同期が学んできたことを知ることができる良い機会でもあります。
フォローアップ研修(目標管理研修)
自分たちで目標を立て、その達成を目指して日々の業務を行っていきます。
目標の設定やその達成のフォロー、フィードバックを先輩にしてもらうことで、安心して取り組んでいただくことができます。
目標には、地域医療、地域活動、健康増進、人材育成など様々なテーマがあります。
新人育成への関与
人に教えることは最高の学びにつながるので、翌年に入社してくる新人の育成に関わります。
その他の研修
家庭医との勉強会
PCCMを推進していくために地域の医師や歯科医師
との勉強会を毎週開いています。
※研修店舗によります
勉強会はEBM(Evidence Based Medicine)の考えのもと、実際の症例をもとにお互いの見解をディスカッションしています。
お互いへの理解が深まることで、医薬連携がスムーズにいき、地域医療をサポートしやすくなります。
定期的に医師の話やその考えを聞く場があることで、薬剤師としての成長スピードが早まります。
ふりかえり(内省的実践)
その日に特に気になった事例を共有し、指導・先輩薬剤師とディスカッションすることで、患者さんへのアプローチ方法の検証やコミュニケーション技術の向上、臨床での実践的な薬学的知識の習得など、「実践」と「経験」を「内省」することで「概念化」し、学習を深め、成長できるようサポートします。